2012年11月25日 思い出の器たち、本日も活躍中ナリ 猫町で使ってる器は、作り手も出身地も価格帯さえもてんでバラバラです。名の知れた作家さんにお願いしてつくって頂いたちょっと高価なものから、旅先で出会ったもの、毎年恒例の陶器市で見つけたもの・・・店で使う器を初めて買ったのは、忘れもしない13年前のオープンよりはるかにさかのぼって、ダンナと訪れた沖縄にて。まだ猫町の「ね」の字も存在しない頃、いつか必ず二人で始める店で使おうと、特大ダンボール5箱分もの器たちを京都に送ったのが懐かしい思い出です。あれから増えに増えてとっくに飽和状態。それぞれに思い入れがあり、大好きな器たち。今日もダンナの料理の名脇役を見事に努めてくれてます。
2012年11月16日 ただ今、秋色に染まってます。 季節感が失われつつあるとはよく耳にしますが、街なかに行くと、いやでもそれを感じます。秋の気配が漂い出した途端にもうクリスマス商戦が繰り広げられて、仕方のないことではありますが、時差ならぬ季節差に頭がクラクラしてきます。用事を済ませて帰途に着くとき、バスが左京区界隈にさしかかるころ、自分がほっとほどけていくのがわかります。地元の住宅街には今まさに秋の世界が溢れてます。猫町のまわりも、もうすぐそこまで来ている冬を感じながら、最終章を迎えた秋色がとても綺麗。遠出しなくても、店の中から外を見るだけで、季節の移ろいを感じることが出来るのはとてもしあわせです。
2012年11月15日 本物の「猫」は・・・ 「猫町」に、猫はいません。 店内で猫とたんまり触れ合える猫カフェと勘違いとまでいかなくても、「猫町」というからには看板猫くらいいるかも・・・とご来店のお客さんはたまにいはります。 けど店の中には、本やモチーフ化された猫だけ。 本物の猫は、我が家にいます。 毎日毎日、家の中で好き勝手に過ごして、猫のくせにちっとも「猫町」に貢献してませんが、一緒にいるだけで私たち家族を笑顔にしてくれる。 そう思うと、テリトリーである家の中で、いい仕事してくれてます。 「猫町」に猫はいませんが、日常のバタバタを束の間忘れて、お客さん自身が猫のようにのーんびり過ごしていただけたらなあ、と思ってます。
2012年11月05日 「猫町」 13年前、オープン準備に追われる中、なかなか決まらなかった肝心のナマエ。 ある日、ダンナがなんとなく買ってきた一冊の本のタイトルがそのまま看板に刻まれることに・・ はじめはこの、ひとをくったようなナマエが気恥ずかしかったりしたけれど、時には無類の猫好きが、猫カフェと勘違いして遠路はるばるやってきたりしたけれど、不思議感漂う本のストーリーと、ちょっと日常の雑事を遠ざける店の空気感がピッタリやん、といつの頃からかこれ以外考えられないナマエになりました。 色んな装丁で世に出ている「猫町」ですが、これはパロル舎のもの。思い出の一冊。 レジの上が指定席です。